【第48回】1日1つ、読むだけで分かる大学受験の教養365
優先順位について
基礎の重要性
受験は基礎を落とさないゲーム
私は、難関大の受験だと、難問を取らないと受からないと思っていました。ですが調べてると意外と違いました。
マーチレベルでも、基礎を落とさなければ受かるレベルに立てるのです。基礎だけで7割ほど取れ、合格点を超えることが多いです。
受験は難問を取るゲームではなく、基礎を落とさないゲームなのです。
私は早稲田志望でしたが、ネクステレベルの英文法やターゲット1900レベルの単語などの基礎レベルを落としたら絶対に負けると思っていました。
なのでそれらは絶対落とさないように、優先して勉強していました。英単語は結局準一レベルの単語帳までやりましたが、一級レベルはやりませんでした。
それは難問に入るからです。それを覚える代わりに、知らない単語があっても読めるように日々トレーニングをしたのです。
準一の単語を始めたのも高3の9月と、結構遅い時期でした。それは他教科の基礎がまだ固まっていなかったからです。
模試や過去問での得点から考えると、準一の単語帳をやるより、日本史や国語の基礎を固める方が伸び代があったので、高3の夏はそっちを優先していました。
基礎で何点くらい取れるのかを確かめ、自分の今の点数から常に優先順位を把握していきながら、毎日勉強配分を調整する人が一番伸びます。
塾で決められた毎日のタスクはそこまで考慮されていないので、自分でよく考える必要があります。
高3の9月から立教
私の教え子に、9月から立教に受かった子がいます。彼女は奇跡の逆転合格を果たしました。ですがそのきっかけには、受験戦略があります。
彼女は海外にいた時期があったので、何回か受けて英検準一に合格できました。そして10月から国語と日本史はほぼゼロから始めることになります。
彼女には基礎だけ押さえてもらうことにしたのです。難問は捨ててもらいました。
基礎レベルは、日本史でいえば東進の一問一答の星3と星2だけです。星1や0などは捨ててもらいました。
英語は英検で代用できるところだけを申し込み、勉強を一切やめてもらいました。現代文は選択問題を極め、漢字は時間が100時間以上かかる割に得点配分が低すぎるので捨てて、古文も基礎だけ極めます。
それでも最後まで伸び悩み、志望校には落ちました。滑り止めも落ちていて、後期を申し込みましたが、繰上げ合格で立教に奇跡的に入りました。

本当に奇跡的に合格しましたが、それは彼女が最初から諦めずに毎日10時間ほど基礎の勉強を徹底していったからです。
山ほど挫折をしましたが、私のやり方を信じて最後までやり抜いてくれたおかげです。奇跡は諦めない人の頭上に降ってくるんですもんね。

高3の12月から専修①
彼は私が中学の時にいつも遊んでいた同級生です。高校時代も比較的多く遊んでいました。
高2の2月から私は受験勉強を本気でやることを伝えたので、遊びませんでした。彼は推薦で専修を目指していたようで、英検2級だけ頑張って取っていました。
そして、12月の中旬に一通のLINEが私の所に来たのです。
「ライム、推薦で落ちて一般に変えるから、勉強を教えてほしい」と言われたので、杉の日に行きつけのスタバに呼び出しました。
そこで状況を聞き、彼に合った受験戦略と勉強法を伝授します。
具体的に言えば、立教の子と同じ戦略です。実は彼の戦略を教え子に応用していたのです。その元は私自身でやっていたことでした。
選択と集中
「選択と集中」という戦争での戦術の考え方があります。受験期に私はそれを知り、自分用に考えました。
それは、自分がエネルギーをかけるポイントを選択し、そこに時間をエネルギーを集中させるということです。
桶狭間の戦いは、2万5000人も兵士がいる今川軍を3000人の織田信長の軍が倒した戦いです。
信長は無闇に突っ込んだのではなく、隙を見て一点突破を狙いました。戦力を集中させたのです。
囮の軍を今川と戦わせ、その隙に少数の信長の軍勢が総大将の今川義元を倒しました。
格上の敵を倒すことを下剋上と言いますが、信長は「選択と集中」でそれを成し遂げました。
受験での下剋上も、「選択と集中」が必要です。時間がないのに国公立を目指して膨大な科目を勉強していたら受かりません。
私立文系などに特化し、その中でも選択問題しか大学学部に特化させるなどして対策を絞れば、一点突破で逆転できます。私はそうやって逆転合格しました。
高3の12月から専修②
12月の中旬から専修を目指した彼にも「選択と集中」の戦略を伝授しました。
英語は英検2級で免除の所だけを受けることにし、勉強は一切しません。
日本史は、時間がないので一問一答の星3にだけ絞ってもらいました。『web玉日本史』と『なぜと流れ』などの基礎の教材に絞ったのです。
そしてその覚え方を実際に本屋に行き、教材を見ながら伝授したのです。難問の部分を教え、「ここはやるな」と教えました。
国語は、現代文は最初からある程度取れますし、2ヶ月でそんなに変わらないと判断して、あまりやらないように言いました。
過去問だけ解いて傾向だけ確認してもらったのです。
そして古文は単語と文法の基礎を最短で固める勉強法を、参考書と一緒に伝授しました。
一緒に過去問を見ながら、「ここをこうやって勉強すればこの問題が取れるよね」などと教えたのです。
文学史や漢字、古文の和歌、古文常識などの基礎問題も配点が低すぎたので捨てました。時間対効果が低すぎたので。
信長が最小限の戦力で今川義元を討ったように、最小限の努力で、最大限の効果が出ることを教えたのです。

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専修に受かった子はたった1回3,4時間ほど教えた事を忠実に守っただけで逆転合格してしましました。めちゃくちゃ感謝してもらえましたが。
勉強内容と勉強法の選択で大きく結果が変わります。後悔しないようにしてくださいね。






