【第17回】1日1つ、読むだけで分かる大学受験の教養365
不可能思考からの脱却
「どうしようできない」を卒業する
「いくらやっても熟語を覚えられない…」「僕じゃ早稲田合格なんてできない…どうしよう」などと悩むことはありますか?
かつて、哲学者のショーペンハウエルはこう言いました。
「ほとんどの人が自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。だが、何人かはそうではありません。彼らの真似をしなさい」
これはごもっともな意見です。あなたの今見ている景色は、あなたの未来を決定づけるものではありません。今できなくても、成長すればできるようになります。
志望校の長文が読めなくても、読むために必要なことをこなせば誰だって読めるようになります。

「今できない=一生できない」ではないのです。成功者はそれを分かっています。「どうしようできない」という考え方から、別の考え方に変えていくのです。
出来なくて当たり前
厳しいことを言いますが、受験勉強は、初めから上手くいかなくて当たり前です。そんなに簡単なら誰だって早慶にいけます。そうじゃないから受かったら上位3%ほどの存在になるのです。
他の同世代の97%を圧倒して勝つのに、並大抵の努力では勝てないでしょう。部活で考えると分かりやすいですよね。全国上位レベルになるために必要な努力量は膨大なものです。
それなのに少し勉強をしただけで伸びると思うのは、自分を過大評価しています。落ち込む時は自分を過大評価しているということです。今まで全国で上位数%になる経験を受験でしていませんよね。それなら出来なくて当たり前なので、落ち込む必要がないのです。
ここで言いたいのは、夢をあきらめてほしいということではなく、正しい現実を理解して落ち込まないようにして欲しいということです。
「どうしたらできるだろうか」と考える
成功者は低い点数で落ち込み、「できない」とは考えず、「どうしたらできるだろうか」と考えます。彼らは、これからできるようになる方法を考えます。
模試を受けて低い結果を出すと「私には無理かもしれない…」と悩む人は多いですよね。ですが全国上位の勉強法と勉強時間で進めていないなら、低い点数は当たり前なのです。
そこで彼らは、「どうしたらできるだろうか」と考えます。英語の長文が読めなかった原因を振り返り、以下のように反省します。
- 英単語の一つの意味しか覚えていなかったから
- 3秒で意味がわかるようにしたが、0.5秒で意味が分かるようにしてなかったから
- 派生語を全く見ていなかったから
- svocがわからず、訳を考える事ができなかった
- 文法問題を網羅してなかったから
そして「どうしたらできるようになるか」という対策を考えます。
- 毎日の単語の周回で2つ目の意味も見ていく
- 1秒で分からなかったらすぐに答えを見て瞬発力を上げる
- 接尾辞を覚えたあとに単語の派生語を見ていく時間を作る
- 解釈の参考書を50回音読法でこなし、構文解釈力を上げる
- ネクステをライムさんの解説周回法で文法語法全問正解まで持ってく
これは勉強法を調べて知っておかなければ分かりません。私は今は経験則で全て分かりますが、受験期の頃は調べまくって考えていました。どうすればできるようになるのかを常に考え続けたのです。
また、こういった思考が出来ないなら、それもどうやったらできるようになるのか考えて調べるべきです。私は悩みを全てそうやって解決していきました。なのでブログを書けるほど知識が増えたのです。
私ほど思考ができるようになれば余裕で受かります。それも初めから、「出来ない」とあきらめずに、「どうしたら変われるか」と考えましょう。思考のコツは紙に書くことです。頭の中で考え方の整理は難しいからです。

受験期の私
初めは諦めていた
よく色んな所で話していますが、偏差値54の学校なのに、クラスに慶應志望全国一位と早稲田志望全国一位の友達がいました。
彼らの実力は圧倒的で、高2の1月(受験の1年前)時点で既に、一人はセンター英語満点、もう一人は9割を取っていました。
そんな存在を見て、クラスメイトは初めから追いかけるのを諦めていました。彼らは「あいつらは次元が違う」「元々の遺伝子がレベチ」「生きてる世界が違う」などと言い、自分の殻の中に引きこもっていました。
私も最初は諦めていました。私は高2の2月に一般受験に切り替えましたが、センター英語は4割で、3教科の偏差値は36しかありません。ですが彼らがカッコよかったので「近づきたい」とは思っていました。
そして高2の3月のある日、語源の存在に気付き、勉強法の素晴らしさを理解したのです。14単語を覚えれば14,000語の意味が分かるというのは衝撃でした。1000倍効率がいいので。

そこで、他の科目などでも勉強法を向上させた方がいいなと思い、1週間毎日10時間勉強法を調べ続けたのです。その結果今までの数倍早く伸びると確信できたのです。
その時に全国一位の天才達を本気で追いかけることを決めました。初めは「絶対無理だ」と諦めていましたが、「死ぬ気で追いつきたい」と思い始めました。
追いつくと決めてから
本気で天才に追いつくと決めてからは「どうしたらできるだろうか」と考え続けました。
まず彼らの勉強時間を聞くと、早稲田の方は10時間ほどでした。慶應の方は聞いてませんが、本文のショートスリーパーだったので16時間ほどやっていたと思います。(旅行中も3,4時間しか寝てませんでした笑)
私は元々ロングスリーパーで、試した所6時間半〜7時間ほどが最低限必要な睡眠時間だったので、16時間には勝てません。
なので彼らより効率のいい勉強法で12時間勉強するしかないと思ったのです。そのためにまずは彼らの勉強法をとことん聞きまくります。同じように勉強すれば効率で劣ることはないですよね。
そしてさらに彼らの勉強法を勝手に向上させてレベルアップさせることにしました。彼らより効率よく12時間勉強をすれば少しずつ距離が詰まりますよね。
ですがそれだけでは追いつかない可能性もあるので、常に彼らの基準を聞きまくります。
- センター英語は満点で当たり前
- 英文法でわからない事があれば恥ずかしい
- 日本史の一問一答は星0まで全問正解で当たり前
- 早慶レベルの過去問を80年分解いても普通
- 毎日1万語くらい音読するのが普通
他にも沢山ありますが、彼らの基準にどんどん合わせました。全国一位の基準を自分の基準にしたのです。学校では彼らと常に一緒に過ごし、帰ったら質問や相談をするためにLINEを送り、ずっと彼らを頼り、素直にアドバイスを即行動に移していました。
彼らを追いかけた結果
彼らを追いかけて、彼らの基準で勉強をしていたので、センター英語は80分中40分で解けるようになっていました。対策は1回もしていませんが95%を取るまで上がっていました。
彼らの覚え方と基準で一問一答を覚えたので、明治の本番は過去問を一回も見ずに挑みましたが、とても簡単でした。早稲田では普通に合格点が取れるようになったのです。
こうなったのは「追いつけない」とやる前から諦めずに、「どうしたら追いつけるだろう」と考え続け、実行してきたからです。
一方、「あいつらは別格だ」といって出来ないと初めから極めていた友達は第一志望に落ちていました。早稲田志望の友達は法政に行き、上智志望の友達は成城に行き、マーチ志望の友達は全員日東駒専かそれより下の大学に行きました。
その友達は、元々の私より頭のいい人がほとんどでした。ですが私だけが天才とずっとつるみ、毎日LINEで相談をし、天才と同じように勉強したのです。

私だけが本気で追いつけると信じ、全ての時間を勉強に捧げたのです。
追いつかなくてもいい
本気で追いかけましたが、結局最後に追いつかなくてもよかったのです。これは矛盾しているようで、私の中ではしていませんでした。
「天才の彼らのレベルに追いつきたい」という感情がありますが、実際本気でやっても追いつかない可能性はかなりあります。実際に、全てをかけましたが、全く追いつきませんでしたし。それは分かっていました。
それでも、本気で追いかけなきゃ後悔するので、死ぬ気で追いかけていました。「追いつかないかも」と思ってやらなかったら一生後悔すると思っていました。
本気を出し尽くしてダメだったら後悔のしようがないと思ったのです。なので実際に追いつくか追いつかないかはどうでも良かったのです。本気を出して追いつかないなら仕方ないので。
これは早稲田の合格に関しても同じ事が言えます。出せる全てを出し切って落ちたなら何も後悔する事がありません。後悔は本気でやらないからするのです。
この考え方に気づいてから、受験の不安がかなり減りました。その時の自分の本気を出し切っていればいいので。
15時間勉強を続けた後、燃え尽きて1週間も勉強が出来ない時がありましたが、それも私の最大限なので後悔はしません。元々馬鹿なので、失敗はして当然なのです。
出し切った上で失敗したら仕方ないですよね。なのでその時の自分のベストを出すことだけを考え続けました。
最後に
いかがでしたか。マインドを整えることの重要性が分かったと思います。
私は毎日A4のコピー用紙を2枚ほどの紙を使い、思考を整理していました。ネガティブな考えは客観的に分析し、理想的な考え方へと変えていきました。

教え子には毎日グループチャットでマインドを多めに教えています。マインドが高くなれば勝手に勉強法を工夫するようになり、勉強時間が増えます。
そういった部分に目をむける受験生は少ないので、徹底すると差がつくと思いますよ。






