【第34回】1日1つ、読むだけで分かる大学受験の教養365
受験で得られる経験
ゼロヒャクゲームじゃない
私は合格が全てではないと思います。大学受験は不合格か合格かのゼロかヒャクで判断されますが、私はそれだけではないと思うのです。
そういったゼロヒャクゲームの考え方に囚われていると、受験は不安がずっと付きまといます。確実な合格というものはないので、不安は解消されません。
実際、私も早稲田を目指し始めた当初はゼロヒャクに囚われていました。落ちたら人生が終わりのように感じていたのです。
その時、不安は常にありました。そこで考え方を変えたくてネットで調べまくったのです。
合格以外で得られるもの
私はそういった悩みがあれば勉強を放置し、何時間もかけて調べ尽くします。これも逆転合格の秘訣です。悩みをそのままにせず、先に解決すると効率が上がります。
そして調べた結果、分かった事は、大学受験は人として大きく成長するということです。 そこで「たとえ合格しなくても、あらゆる能力が上がっていれば将来かなり強いな」と思いました。
その能力とはこんな能力です。受験を振り返って思う、受験で養われる能力はこれです。
- 長時間努力するコツと体力
- 長時間仕事をしたり、勉強したりするのに活きる
- 情報収集力
- 受次のチャレンジも効率的な方法を調べてから始められる
- 自己管理力
- 欲望を制御して、理想的な行動をとることができる
- 集中力
- 短時間で成果を出すための集中力が養われる
- 課題発見力と解決力
- 自分のダメなところを見つけて改善していける
- 継続力
- 1つのことを淡々とやり続ける忍耐力が身につく
- 勉強法と学力
- 社会人が取るべき資格などに余裕で受かる
- ストレス解消力
- コツを使いこなし、ストレスとの向き合い方がわかる
- レジリエンス力
- 挫折から幾度も立ち上がり、失敗を乗り越える力がつく
例えばこういうものがありますが、あげればキリがありません。このような力が身につけば、社会人になった時に大きく役立ちます。その前の就活などでも役立ちます。
「そんな力はつかない」と思う人もいるでしょうが、確かに普通にやっていれば身につきません。
なので私は、こういった能力を身につけるために努力していました。自己管理力を上げるために、毎日受験に関係ない無駄な行動をなくしていったのです。将来努力できる人間になるために、毎日努力を積み重ねました。
そうやって、人として成長するために毎日を過ごしていました。
早稲田合格よりも成長したい
もちろん早稲田は行きたかったのですが、その目標は不明瞭すぎました。それだけを追い求めると、先行きが不透明すぎて不安になるのです。「本当に受かるのかな?」と。
一方、成長したいという目標は明確にすることも可能です。受験以前は勉強習慣がゼロでしたが、それが12時間勉強になればかなり成長していますよね。それを続ければ継続力や自己管理力はかなり上がっています。
瞑想を習慣化さえ、日中に悩む雑念までコントロールしていきました。そうやって考え方まで変えたのです。人として成長したかったので。
元々ADHD気味で集中力など皆無と言われていたのですが、集中力の本を読み、できることは全て習慣化させて集中力をぶち上げました。
そして反省は毎日かなりの時間をとって行い、勉強法や思考法、細かい行動などまで改善していきました。
そうやって早稲田に必要なことだけを行い、最短ルートで進めるようにしたのです。ただのそこら辺の高校生だったものが、誰にも効率では負けないほど成長しました。こういった面で勝つしかなかったので。
合格の不安から解き放たれる
成長を目指し、日々実感していくと、不安がどんどん減っていったのです。「ただ成長したいな」と思うようになりました。
「たとえ早稲田に受からなくても、これだけ成長していればなんらかの次の挑戦(就活など)で成功できるな」と心の底から思えました。
絶対に合格しなければならないというマインドから解き放たれたのです。その代わり、絶対に成長しなければいけないと思いましたが、成長など合格に比べれば100倍簡単です、コントロール可能なのです、
なので、不安がかなり減っていきました。高3の冬になっても全く不安に押し潰されませんでした。むしろ成長するので楽しくて仕方ありませんでした。
そして結果的に、そこまで成長していると受験生の中で誰よりも学力が伸びます。そうやって1年独学で偏差値が35ほど上がり、早稲田に逆転合格したのです。
教え子にも成長してもらう
私には塾の教え子がいますが、彼ら彼女らにも成長をしてほしいと思っています。
もちろん合格のために最善を尽くしますが、同時に人として成長してもらうことで、受験の後の挑戦もしてほしいのです。
私が直接教えるだけでなく、教え子にも思考を山ほどしてもらっています。そうやって思考力を育て、自分で判断ができるようになってもらいます。
私がいなくなってダメになったら将来が大変ですよね。なので私がいなくても思考できる存在になってもらいたいのです。
他にもあらゆるスキルを育て、メンタルやマインドなども変えていってどんどん成長してほしいと思っています。
実際、難関大に受かった教え子は一年生のうちから自分で事業をやっている子もいました。素晴らしいですよね。そのように、受験はゴールではないので、次の挑戦に繋がるように成長して欲しく思っています。
推薦は羨ましくない
たまに、「指定校で受かった人が羨ましいですか?」と聞かれますが、贔屓目抜きで羨ましくはないです。
私は一般受験で大きく成長し、その経験を生かして塾を起業し、多くの生徒を逆転合格へ導けています。努力をしたのが今のやりたいことに繋がっているのです。
確かに勉強を始めた当時は、勉強が大嫌いだったので羨ましく思いました。勉強で挫折した時も思っていたかもしれません。
ですがそうやってたくさん挫折し、それを乗り越えたことで、大きく成長しました。そのおかげで勉強では誰にも負けない自信がつきました。そして、努力でも負けないと思えました。
これが推薦で早稲田より断然下の大学に行っていたら、私は成長できなかったので、将来の選択肢も狭いままでした。私の当時の学力やスキル、マインドのままではブラック企業に入っていたことでしょう。つるんでいた周りの友達がそうなので。
ただこれは推薦を馬鹿にしたりしているわけではありません。推薦の中では大変なものもありますし、推薦で受かった後に努力する人もいるので一概には言えません。
私の場合は推薦であれば努力をしないので、落ちぶれていたということです。人によってベストな道は変わりますよね。





