【第23回】1日1つ、読むだけで分かる大学受験の教養365
何事も捉え方次第
辛かった頃は懐かしく思える

私が辛くもがいていた受験期の夏休みに大事にしていた一句を紹介します。これは百人一首にも掲載されています。
「ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき」
この意味は、「生き長らえれば辛い現在も、いつかは懐かし思えるだろう。現に過去に辛かった日々も、今では恋しく思い出すのだから。」となると思います。
これは、「今が辛くてもそれはいつか懐かしくなるから、どうせなら辛い今を楽しもう」とも受け取れますよね。「辛いからこそ思い出になる。」「きつい時こそ大事にすべきだ」とも受け取れます。
あなたは今までに辛かった時期はありますか?時間が経った今と、辛かった時の感情は違うと思います。私は受験期に、バスケ部の時に朝7時から走りまくり、夜の19時まで練習してた日々を懐かしく思いました。「逃げ出さずに、必死にくらいついてよかった」と思ったのです。

受験期もいつかは懐かしく思える

私の受験期は、正直辛い日々ばっかりでした。周りには行けないと言われ、全国一位の天才の友達と比べ、したことない長時間勉強に挑戦し、伸び悩み、模試で失敗をし、ストレス過多で1週間寝込むことになりました。
そして夏休みは独学なのでたった一人で勉強をしていました。誰とも会わなかったので孤独に苦しみ、限界を迎えたのです。そこで無理せず友達と一日だけ遊んだので回復しましたが、8割が辛い時期でした。毎日が楽しかったのは冬からです。
そんな日々でも、今思えば楽しかったと振り返れます。ですが私はそれに受験期の頃から気づいていました。最初に紹介した歌に出会ったからです。
「辛いからこそいつか懐かしく思うな」って気づいたので、辛くても頑張ろうと思えました。どうせいつか振り返るならやりきって懐かしく思う方がいいからです。中途半端にやる方が今も後も辛いことを分かっていました。なので本気で毎日12時間勉強をしたのです。
実際、天才の友達とごく稀に受験期の頃の話をしますが、「あの頃は青春だったな」と振り返ります。あれほど本気で苦労し、努力し、成長する一年はありませんでしたし、今後もありません。あれだけ一つのことに集中する機会はもう二度と来ないのです。
なので、本気を出してよかったなと思います。人生で一度きりの受験なのにやり切らなかったらもったいない。不安がなんだと言って逃げ回ってもつまらないのです。一度やると決めたら、やるしかないのです。
そうやって不安や常識、周りからの反発を乗り越えてする努力はかけがえの無いものになります。あの時の努力がいつも私に勇気をくれるのです。「あれだけ努力できた人間なんだから大丈夫」と。
物事は捉え方次第
結局は物事は何でも捉え方次第だと思います。
受験期は辛かったですが、辛いからこそやる価値があると思いました。私立で一番上を目指すからこそ、思い出が沢山出来ます。
「お前には無理だ」と言われ、馬鹿にされるからこそ言葉ではなく結果で見返そうと思います。全く解けない問題だからこそ、解けるようになったら気持ちがいいのです。
逆に、問題が解けない時に「俺には無理だ」と捉えていたらできるようになりませんよね。「習ってないから1周目では解けなくて当然だ」と捉えれば、スラスラ進み、2,3周するうちに解けるようになってきます。
偏差値が低かった時は「もう間に合わないかも」と思うよりも、「ここから逆転したらカッコいいな」と考える方がいいですよね。
捉え方を変える方法
確かに、私も「無理だ」と思う時は山ほどありました。私は超人でポジティブに捉えるプロではありません。努力して変えたのです。
そうやって落ち込む時は大抵疲れている時です。人は疲れている時やストレスが溜まっている時にネガティブになります。
なのでまずは、疲れ対策やストレス対策を徹底すべきです。例えば30分勉強したら5分散歩してリフレッシュして休むようにすることなどです。私の工夫は山ほどあります。


それでも落ち込む時もあります。落ち込んでしまった時は無理して勉強せずに私はスックリするまで散歩をするのです。音楽は聞かずに辛い気持ちに意識を受けます。
そして辛い気持ちにあえて浸るのです。逆にこれを無視してしまうとストレスが長引きます。失恋した時は溜め込むよりも、誰かに気持ちを吐露したり、カラオケで失恋ソングを歌う方が発散できるでしょう。
それと同様に、私は辛い時は散歩しながらあえて落ち込みます。落ちる所まで気持ちをとことん落とすのです。そして気持ちが落ち切ると自然と上がってきます。

そこでテンションが上がる歌を聞き、気持ちを前向きに変えて行きました。その後に家や図書館に行き、紙に気持ちを素直に書いて、それを前向きな捉え方え変換して行きます。
- 模試で結果が出なくて辛かった
- ここから逆転してしまえばカッコ良すぎる。
- E判定しか取れていない
- E判定から逆転した人は山ほどいる。むしろそれが真の逆転合格。
- 英語に偏りすぎて国語が伸びていない
- これから国語を増やせばいいだけ。
このように、気持ちをスッキリさせると、今まで悩んでいたことがスラスラ解決するのです。私はこれを一度やってからは、落ち込んだたびに行うようにしました。落ち込んだ時のルーティーンを作ったのです。そうやってマインドやメンタルをコントロールしていました。
最後に
いかがでしょうか。人は捉え方次第でどんな難所でも切り抜けることができるのです。
あなたは自分の可能性に気づいていないだけです。誰にでも努力の才能はあります。私の好きな漫画にこんな言葉がありました。
「才能は開花させるもの。センスは磨くもの。」
私はこの言葉が大好きです。才能は元々備わっていたとしても、開花させる努力をしないと輝きません。
大谷翔平は幼少期から血の滲むような努力をしているので、あそこまで活躍できるのです。確かに才能はピカイチでしょうが、私たちにそこまでの才能は果たして必要でしょうか。
早慶合格くらいであれば、凡人の才能でも努力次第で乗り越えられます。みんなやらないだけです。正しい方法で正しい努力をすれば誰でも伸びます。
そして、あなたにはまだ見ぬ才能が山ほど眠っています。まだ若いですよね、18年ほどしか生きていないと思います。まだまだこれからですよ。現在、26歳の私は今でもさまざまなことに挑戦し、成長しています。
ケンタッキーを創業したカーネルサンダースが同社を起業したのは彼が65歳の時です。ケンタッキーとは別で経営していたレストランが倒産し、無一文の中で起業をしたのです。
彼はレストランを建てる資金はなかったので、秘伝のチキンのレシピを売ることにしたのです。一軒一軒誰かのレストランを訪れ、レシピを売り込むも、1009回も連続で断られたのです。
それでも彼は捉え方をコントロールし、めげずに売り込み続けたのでしょう。何度も倒産し、何度も無一文を経験し、千回も断られた後に世界的な大ヒットを生み出しました。
彼は65歳になった後にそれほどの大挑戦をして、大変化を起こし、90歳で息を引き取りました。それだけ才能が眠ることがあるのです。18年しか生きていないのであればまだまだこれからですよね。才能がないと決めつけるには早すぎます。
むしろ才能がないならその分努力すべきだと思います。努力で跳ね返すのです。
昔、フィンランドに第二次世界大戦でソ連から自国を守った英雄のシモ・ヘイヘという兵士がいました。彼は白い死神と呼ばれる凄腕のスナイパーで、倒した兵士の数(505人)は世界戦史で最多と言われています。
4000人のソ連兵を32人の兵士で撃退した戦いも実際にありました。
そんな天才の彼も、スナイパーとして上達するには「練習あるのみ」と言っていました。コツなどなく、ひたすら練習したらしいです。努力の勲等でしかないのです。
このように、どんな天才でも苦労をしています。それが見えていないだけです。映像記憶ができる天才は東大にも1%未満しかいないらしいです。東大生も並大抵ではない努力をしているのです。
結局言いたいことは、本気の努力をし続ければ大抵何でも勝てるということです。他の人はそれが出来ないので。ただ続ければ勝てるのです。実は受験はシンプルなのです。
ひたすらがむしゃらにやり続ければ、気づけばライバルは相手にならないほど後方にいることに気づくでしょう。誰にでもできる努力では負けてはいけませんよ。






