【漢文参考書ルート】2024年版ゼロから早稲田までのルートはこれ
【漢文参考書ルート】2024年版ゼロから早稲田までのルートはこれ
漢文の特徴
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こんにちは、独学で早稲田に逆転合格したライムです。
「漢文って本当に苦手すぎるし、不安,,,」となっていませんか?
今回の記事は独学で逆転合格した私が漢文の参考書ルートをまとめました。
- 漢文が苦手すぎる
- 漢文の効率的な勉強法を知りたい
- 1から固める方法が分からない
- 漢文での受験が不安
この記事を読めば、漢文を速攻極める勉強法が分かります。
そして、共通テストや私大の本番で高得点を取れるようになるでしょう。
そうなるために、今回の記事をじっくり読み、普段の勉強に活かしていきましょう。
それでは、どうぞ!
漢文はすぐに極められる
「漢文は難しくて本当に困る」「中国語みたいでムリ」と悩む人もいますよね。
しかし、実際漢文の勉強は大したことがありません。予備知識ゼロの私でも高3の秋から始めて余裕で間に合いました。
それは単純に勉強量が少ないからです。
私の参考書ルートで比較すると、ゼロから早稲田までに必要な参考書数は、英語だと17冊です。ところが漢文では4冊で足ります。
ちなみに古文は8冊ほどは必要になります。
暗記事項が少なく、演習量も他の古文などと比べて少なくて済む漢文はコスパのいい勉強と言えるでしょう。
漢文はとりあえず句法を覚えれば最低限どうにかなります。
漢文の特徴
始める時期
漢文は本気を出せば2ヶ月ほどで極める事も可能です。
しかし、あえてリスクをとって自分を追い込む必要はないので高3の9月までには始めましょう。
不安だという人は早めに始めても大丈夫です。
優先度
国語の勉強時間の目安は、
現代文450時間、古文250時間、漢文100時間
だと思います。他の科目や配分をまとめた記事はこちらです。
勉強法概要
漢文の勉強法は、
語彙・句法の暗記→長文演習
となります。英語と古文で必要となる「解釈」の勉強は必要ありません。
そして驚くことに、覚えるべき単語の数は100〜150個程度になります。句法の量も大したことがありません。
また、これらを覚えたらすぐに解ける問題が頻出です。あとは実際に文章を読み取る問題が出てきます。漢詩の問題も出てきます。
あとはそれらをマスターしたら合格点を取れるようになるまで長文演習をしていきます。その際に基礎知識が足りなかったら随時問題を解きながら足していきましょう。
参考書ルート
基礎の基礎
全く漢文がわからなくて、学校での勉強もあまり定着してないという人は、『漢文教室』を使うのがおすすめです。
これは初学者から始められる1冊です。共通レベルであればこれ1冊で十分足りるでしょう。あとは問題演習を重ねていけば十分です。
この参考書の内容は、最初の基礎の基礎から、入試で頻出な句形まで説明してあります。また、後半では有名な漢文の文章も載っているのでそこで読み慣れをすることも可能です。
これは講義系の参考書に該当してきますので、他の参考書でアウトプットしたり、長文を解きながら見返しつつ覚えていく作業が必要になります。
漢文教室の使い方
まずは問題をあまり気にせずに、講義で理解をしていきましょう。
私ならウォーミングアップ編を周回し、句法を理解した後に暗記していきます。
1周目は、暗記したい箇所に線を引いておき、2周目からはそこのみ読んでいき、暗記していきましょう。
また、学んだことを思い出すことも重要です。歩きながら、再読文字を全部思い出してみるなどしていくことも効果的です。
とりあえず、ウォーミングアップ編を5〜10週程度し、問題を解き、ある程度理解と暗記すれば次の教材に移っていいと思います。
これ一冊で戦う人は実践編で読み込みもしていきましょう。
句法や語彙の定着
早稲田やマーチ志望で、ある程度余裕があったり、ちゃんと固めたいという人はもう一冊句法系の参考書をやることをお勧めします。
私がお勧めするのは、『漢文早覚え即答表』です。
ある程度基礎があるよって人はこれから始めても構いません。そうじゃない人は漢文教室で基礎を固めてからこれに入ると、より効果的に使えます。
この教材は前半で、句形と漢文で出てくる語句を豊富に解説しています。しかし演習が多いので2冊目にやることを、私はお勧めしています。
また、後半では実際の問題を用意し、解き方などを解説してくれる部分もあります。
早覚えの使い方
まずは語句を反復して暗記しましょう。10周ほどして、意味と使い方をマスターしましょう。
その後前半の句法の方の勉強に入りましょう。漢文教室をやっていればある程度基礎はあるのですらすら進むと思います。
その中でも覚えてないものがあればマーカーでチェックを入れておきましょう。そこをまた10周ほどして暗記するのがお勧めです。
そして、それらを覚え切ったら、後半の解き方の部分に入りましょう。
問題演習
漢文の参考書はビジュアルが微妙なものが多くなります。その中でも見やすくてレベル感もお勧めなのが全レベル問題集です。
先ほどの2冊をこなしたのであれば、2と3をやれば十分でしょう。あとは過去問を解くだけです。
問題集の使い方
早速、勉強法は、以下のように行うといいでしょう。
- 解きながら読めない語彙や文にチェック
- 丸つけ
- 読めなかったところを確認
- 解説熟読
- 何回か読み込み
- 日を置いて読み込み
また、注意点は以下になります。
- 頻出の語彙が出てきたらどこかに書き込んで復習する
- 早覚えの解き方を確認する
- 読めない文を無くす
- より多くの文章を読む
過去問
あとは過去問を解きながら、合格点が取れるようになるまで試行錯誤すればOKです。
早い段階で過去問を一回解いて、どんな問題が出るのかと確認しておくことも重要だと思います。
まとめ
いかがでしょうか。漢文は正しい勉強法でやればサクッと伸ばすことができます。配点は低いですが、古文より伸びやすいので意外とコスパのいい勉強ですよね。
以上の勉強法を守りながらさらに自分のダメなところを補うという試行錯誤をしていきましょう!
一番最後はどの教科でも、自分の足りないものを補うという視点が重要になってきます。なので問題を解きながらどの問題がなぜ取れないのかをよく思考していきましょう!