日本史探究と日本史bの違いとは?探究用の勉強法も徹底解説
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日本史探究と日本史bの違いとは?探究用の勉強法も徹底解説
日本史探究の概要
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こんにちは、独学で早稲田に逆転合格したライムです。
「新課程でどう変わるのか分からなくて不安,,,」となっていませんか?
今回の記事は独学で逆転合格した私が試作問題などを見て分かった勉強法をまとめました。
- 日本史Bとの違いがわからない
- 新課程に変わるのが不安すぎる…
- 短期間で効率的に伸ばしたい
- 周りと差をつける方法を知りたい
この記事を読めば、日本史探究で周りと差をつける方法が分かります。
周りはまだ、探究科目の勉強法を理解できていないのでかなり優位に立てます。
そうなるためにも、今回の記事をじっくり読み、普段の勉強法を変えていきましょう!
それでは、どうぞ!
日本史Bとの違い
以前までの日本史Bは、暗記していれば解ける問題がほとんどでした。年号や用語を一問一答などで覚えていればそのまま聞かれるので答えることができました。
しかしこれからは変わります。日本史探究では用語をそのまま問うのではなく、ひねって聞いてきます。
用語を覚えた上で、さまざまな勉強をしなければいけません。
例えば、これからは用語ごとのつながりをよく問われるようになります。
- 理由
- 枠組み
- 流れ
こういったつながりを意識して普段の勉強をしていかなければいけません。
試作問題から分かる特徴
例えば、共通テストの日本史探究の試作問題にこういった問題があります。
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これは理由が問われていますよね。以前の日本史bのように奨学院や勧学院といった用語が直接問われることが少なくなりました。
だからといって用語を覚えなくていいかというと、そうではありません。例えば選択肢③の閑谷学校などを知っていなければ間違えてしまいますよね。
しかし、今までのように細かい用語まで覚えるべきかと言われると、そうではありません。
それより、重要用語ごとのつながりや背景事情などの勉強に注力した方が伸びると思います。
どうやって勉強法を考えたか
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以前、日本史探究の試作問題を実際に解いてみてどんな問題が出るのかを実際に文sった系しました。
その上でこの教材を読んだ結果、分析の結果は同じようなもので、さらに深ぼって対策をまとめてありました。
これは東進と河合のエリート講師がまとめたものです。この教材の説明や講義の切り口をもとに勉強法を考えました。
ちなみにこの教材は、流れと通史をやって一問一答で覚えた後に読むとかなり効果が高いです。
基本的な日本史の勉強法
流れと通史をやりながら暗記
簡単に日本史の勉強法をおさらいすると、
- 簡単に流れを理解する
- 一問一答で暗記を開始
- 通史を理解する
- 一問一答で毎日暗記していく
- 暗記した範囲を問題演習
こういった流れになります。使う参考書は、
- web玉日本史などのYouTube、なぜと流れなど
- 東進・山川一問一答など
- 詳説日本史・実況中継など
- 一問一答
- 時代と流れ・実力100題など
こうなります。具体的には以前紹介した参考書ルートの記事をご覧ください。
探究用の勉強法
理由の勉強
探究では理由をよく問われるようになります。
「なぜ平安時代から武士が栄えたのか」「どうして江戸幕府は倒れたのか」など、こういった理由を知っておくことが点数に繋がります。
これは一問一答で丸暗記しているだけでは理解できません。
しかし参考書は使い方です。私は一問一答をやりながらでもこれを意識していました。
疑問をもつ
これは、講義系を読みながら、なぜそうなったのかを疑問にもつようにしましょう。一問一答をやりながらでも構いません。
例えば、「なぜ墾田永年私財法を出したのか」と講義系を読みながら疑問を持ち、その教材や他の教材、ネットの情報などを読みながら理解していきます。
また、どんな影響があったのかを探ることも有効です。
例えば、弥生時代に農耕が始まって生活がどう変わったかを理解しましょう。
探究用の教材を使うと、こういった切り口で説明してくれるので、参考書は探究用に切り替えましょう。
枠組み
枠組みとは、用語を大きい括りでまとめることです。これを理解すると、用語ごとのつながりを意識できるようになります。
例えば、白鳳文化や飛鳥文化などは枠組みになります。
興福寺仏頭・法隆寺金堂壁画などの用語を、白鳳文化という大きい括りでまとめて、どの時代のものなのか分かるようにします。
さらには枠組みごとの違いも明確にしたいですね。「白鳳と飛鳥文化の違いはなんだろう」という視点で勉強もしてみましょう。
他にも枠組みや勉強法を挙げるとすると、
- 時代ごとの特徴
- 奈良時代の権力者一覧
- 室町の農業
- 鎌倉仏教や宗派ごとの違い
- 織田信長がトップの時の出来事や用語
- 信長と秀吉の違い
- 江戸の3大改革の特徴と違い
- 明治の派閥
- 国や藩ごとの用語の整理
用語を単体で覚えるのではなく、覚えた後にこういった枠組みにはめるようにすると用語を忘れにくくなり、いろんな問題形式に対応できます。
時代の流れ
これは流れの教材を読んでるだけでは意外と明確にできません。自分でアウトプットして整理する勉強法が有効です。用語を覚えた後、流れを思い出すことで定着できます。
以下のアウトプットが最初からできれば問題はないです。普通はできないので毎日地道にしていきましょう。
- 時代を最初から順番に思い出す
- それぞれの時代が何年から何年までなのかを言う
- 時代ごとの特徴の違い
- 政権担当者の種類と順番
- 同時期の中国の国名
- 信長の桶狭間から本能寺までの流れ
歴史総合で世界史の範囲も出る入試は、同時期の世界の国名や歴史と結びつける必要も生まれてきます。
用語の流れと整理
ややこしいものを整理することも重要です。例えば私は一問一答をやっているときに、似たものと間違えたら整理をしていました。
例えば、
漢書地理史→後漢書東夷伝→魏志倭人伝→,,,
といったように、流れがるものは順番を思い出していました。
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ネットでこういった表を拾ってきて整理することも有効です。
さらには、
- 六国史の名称と順番
- 六歌仙
- 謝恩使と慶賀使の違い
など、分かりにくくて覚えにくいものをまとめたり暗記したりもしていました。
文化の流れ
先ほども枠組みのところでまとめましたが、さらに深ぼれるようにまとめます。
文化の勉強の時にしていた整理は、
- 文化の順番
- 文化の担い手は誰か
- 文化ごとの特徴と違い
- どの文化が何時代か
- その文化の時の権力者は誰か
- その時代を代表する文化財や文化人について
- なぜその文化が流行ったのか
といったことです。最後の流行った理由について簡単に解説します。
例えば、江戸時代に小説が読めるようになった理由は、
- 寺子屋による識字率アップ
- 出版印刷技術の向上
- 戦がなく庶民の暮らしに余裕がある
などが挙げられます。このように、他の流れや用語などと文化を結びつけることもまた重要です。
地理
また、地名が出てきたら地図上での場所を確認することも重要です。
資料問題が増えますよね。それは、地図上の位置を知っていて当然という状態で出してきたりもします。
私は一問一答などをやりながら地名が出てきたら脳内に地図を出して、随時確認していました。
他に意識すべきことは、
- 地名ごとに、そこに関わる人物や藩、出来事、産品などを思い出す
- 都の流れと場所
- 中国の国の流れと場所
- 城柵の順番と場所
などが挙げられます。勉強法は、
参照:日本史検定.COM
こういった表を見て整理してからアウトプットしていました。
最後は問題演習
ここまでやった範囲は問題演習を重ねていきましょう。
探究からは読み取り問題も増えるので、探究の問題も解いていく必要があります。
共通の問題や試作問題、あとは探究の問題集もそのうち出てくると思うので、それを演習していきましょう。
まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか。初学者からしたら耳が痛くなる話だったと思います。
しかし私は最初からこういった勉強法で進めていたので楽に暗記することができました。ゼロから勉強を始め、半年で偏差値70まで行ったのはこういった工夫を常に行なっていたからです。
めんどくさくてやりたくないけど、やるべきな道ほど重要です。ただスピードで進めるだけでなく、こういった工夫を増やしていくことで勉強効率は上がっていきますよ。
私の工夫はまだまだいくらでもあるので、徐々に記事にしていきます。