【解き方】英語長文を解く際のコツを塾講師が徹底解説!
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長文の解き方
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こんにちは、独学で早稲田に逆転合格したライムです。
「長文ってどう解けばいいの?」と悩んでいませんか?
今回の記事は実際に逆転合格した際にセンターを80分中40分で解き終わった私が英語長文の解き方を徹底解説!
- 長文を時間以内に解き終えたい
- 細かい解き方のコツを知りたい
- 長文の内容を忘れて何度も読み返してしまう
- 解け雨量になるビジョンが見えない
この記事を読めば、最短で長文を解き終える方法が分かります。
これを固めれば長文を解くスピードが上がり、正答率も上がるでしょう。
そうなるために、今回の記事をじっくり読み、普段の勉強法を変えていきましょう。
それでは、どうぞ!
解き方を変えれば時間以内に解ける
元々私は、何も考えずに解いていたので、早稲田の過去問を解いた時は30分以上時間をオーバーして2,3割しか取れませんでした。
間に合わせるために過去問を解き終わった後に毎回解き方を修正していたところ、センターは80分中40分で解き終わり、早稲田の本番でもマークを見直しても5分ほど余りました。
私が試行錯誤しまくった解き方を先に学んでそれを真似るのが一番効率がいいですよね。今回の解き方を土台にさらに自分で思考していって、受験までにベストな解き方を身につけましょう。
正答率も上がる
正しい解き方のメリットは速さだけでなく、正答率アップもあります。
私の解き方は、まず本文から解答の根拠を探します。そして、それに合致するものを選択肢の中から選んでいきます。
これは練習すればするほど、解答の根拠が見つかりやすくなるし、合致するものを選ぶ確率が上がります。
一方、選択肢の中からそれっぽいものを選ぶ解き方だと、正答率の伸びが鈍くなるので注意しましょう。
英語も国語も、基本的な解き方は同じです。
解き方の基本
基本は積極法
解き方には2種類あります。それは積極法と消去法です。
私の解き方は基本的に、積極法を使います。
それは本文から解答の根拠を見つけてきて、それに合致する選択肢をピンポイントで選ぶ解き方です。
一方、消去法は選択肢の分の中から間違っている部分を探します。そして選択肢同士を比較し、一番正解に近いものを選ぶ解き方です。
2つの違いは、積極法は本文の解答の根拠を言い換えているものを探します。一方消去法は選択肢を一個ずつ、本文と異なる部分がないか探します。
ですが消去法だと、切るに切れない微妙な選択肢があった時に選べないというデメリットがあります。一方積極法だと、解答の根拠により近いものを選べばいいので、正解しやすくなります。
なので基本的には積極法を推しています。
ベストはハイブリッド型
ですが、ベストな解き方は、積極法で解答の根拠を本文から見つけ正解の選択肢を選びつつ、他の選択肢が間違っていることを確認するハイブリッド型だと思います。
解答の根拠の言い換えに一番近いものを選びつつ、それ以外を間違っていると確認できれば正答率は上がります。
ですがこれは時間がかかるので、余裕がある時にやりましょう。
時間がなくて、積極法の自信があるときは消去法を使わないという工夫をすると時間の短縮につながります。
一読で解く
私の解き方は時短するために一読で解きます。長文を2度3度も読みません。
長文を解いていて、時間がかかるのは何度も本文を読み返して、「どこに書いてあったっけな?」と探していたからでした。
なのでその時間を無くすために、先に問題を見て一回長文を読み終えたタイミングで、ほとんどの問題を解き終えておくようにしました。
実際の長文の解き方のプロセス
まずはタイトルを読む
タイトルにはテーマが書いてあったりするので読解がしやすくなります。
共通でよくある、長文の前置きみたいな所も一応高速で読みます。
問題を見る
長文の前に問題を見て、いつ問題を解くのかを決めておきます。後ほど詳しく説明しますが簡単にいうと、例えばタイトルの問題は全てを読み終わった後に解きます。
棒線部問題は大体棒線部の前後を読み、解答の根拠を見つけたら解きますよね。
空欄に前置詞を埋めていく問題は、長文を読んでいて空欄が出てくる度に解きます。
内容一致問題は選択肢まで読んでキーワードを選び、その内容が出て来た時に正誤の判断をします。
今必要な問題だけ覚えておく
さらにここでコツがありますが、全部の問題のことを意識しながら長文を読むのは難しいので、今解くべき問題のみ意識すべきです。
例えば長文の段落が4つあり、それぞれの段落で一問ずつ棒線部があるとします。その時は、自分の読んでる段落の問題だけを意識しましょう。
それを解いたら、次の段落の問題を意識しつつ、解答の根拠を見つけたら解きます。
このように、長文に入る前に問題をチラ見して、本文の最初の方で問われそうな問題だけ意識しましょう。
必要があれば選択肢まで
問題を見ても、長文のどこで問われるのかが分からないものがあります。その場合は、選択肢まで読んでいく必要があります。
例えば、内容一致問題は選択肢の中でキーワードとなるものを押さえて、それが本文で出てきたら解答するという解き方が必要になります。
私の解き方は、選択肢まで読む問題の見分け方やキーワード選定のコツなどが難しいので、日々修正して解き方を磨いていく必要があります。
具体例
選択肢まで読まない問題
引用元:東進過去問データベース
これは法政大学の2020年の文・法・経営学部の問題です。
こういった空欄に当てはまる問題を選ぶ問題や類推問題、言い換え問題は選択肢まで読みません。それは解くべきタイミングが明確だからです。
空所や下線部が出て来たタイミングで問題を読み、答えが分かったら選択肢を選びましょう。積極法で解き、時間があれば消去法も併用しましょう。
選択肢まで読む問題
引用元:東進過去問データベース
一方、こういった内容一致の問題は先に選択肢まで読みます。それは長文を読み終わった後に選択肢に入ると、「あれ?この内容はどこに書いてあったっけ?」となってしまうからです。
選択肢を読みながら、私はキーワードを決めます。
選択肢aなら、「Thomas Suddendorf,Charles Darwin,The Descent of Man」
をキーワードにします。ここでのコツは固有名詞です。なるべく、本文で一箇所しか出てこなさそうなものをキーワードにしましょう。
「believe」などをキーワードにすると、長文のいろんな箇所で出てくる可能性がありますよね。
選択肢bなら、「the size of the brains of human beings」
をキーワードにします。人間の脳の大きさの話はどこか一つの段落でしかしませんよね。固有名詞でなくても、特徴的な名詞ならキーワードにしてもいいと思います。
ちなみに、副詞はキーワードとして不向きです。形容詞は名詞とセットならキーワードになりやすいです。文の意味全体でキーワードにしないといけない時もあります。
問題文からキーワードを押さえる
引用元:東進過去問データベース
こういった問題は空所や下線部がないので、本文のどこに根拠があるか分かりませんよね。
そういう場合は、問題文からキーワードを押さえます。私なら、
「U.S. State Department, Hague Convention」を主なキーワードにし、文全体の意味も一応覚えておきます。
あとは「how many」と聞かれているのと、選択肢が数字なので「あのキーワードが出て来たら、何ヵ国かを明確にすればいいんだな」という意識で読みます。
こういった、解答の根拠を探すための読み方をする方が確実に速く解き終わりますし、正答率も上がりますよね。
しかし、長文を読みながら、全ての問題のキーワードや内容は覚えてられないので、空所補充などの問題は空所が出てくるまでノータッチで進めます。
以前、実際に共通の門d内を解きつつ具体的に解説した動画があるので、まだよく分からないという方は見てみるといいと思います!
解き方は修正あるのみ
解き終わったら毎回修正
これをやってる人は少ないと思います。しかし、かなり重要なことです。
適当に解いていた私が最適な解き方を手に入れたのは解き終わった後に毎回プロセスの確認をしていたからですよ。
キーワードの選定の仕方や、選択肢まで読むべきか、解答の根拠は正しかったかなど自分の解き方があってたかどうかチェックします。
そして、さらに効率のいいものはないかと思考します。
そうやって毎回反省して、次はどうやって解くのか決め、またさらに反省する。こういったサイクルで自分の解き方をブラッシュアップするべきだと思います。
塾生とはそういった確認を多くとって、徐々に解き方を磨いてもらっています。
Q&A
最初は気にしなくていいと思います。早く雑に解くと、解き方が雑になるので成長していきません。ゆっくり丁寧に自分の解き方を守っていけば、解き方が成長して速く正確に解けるようになります。
文法が終わったら解釈をやり、それが終わったら長文に入るといいと思います。
解き終わってから調べましょう。類推力が鍛えられないので。
解きながら、読めなかった文と単語にチェックをつけておくことです。そうすれば全文を復習する必要がなくなります。単語も、「どれが読めなかったっけ?」と探す時間がなくなります。