【古文】ゼロから早稲田までの古文参考書ルートはこれ
【古文】ゼロから早稲田までの古文参考書ルートはこれ
全く古文がわからない…
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こんにちは、独学で早稲田に逆転合格したライムです。
「古文ってどう勉強すればいいの?」と悩んでいませんか?
今回の記事は実際に逆転合格した私が古文が得意になる勉強法をまとめました。
- どう勉強すればいいのか分からない
- 古文が本当に苦手…
- 短期間で古文を得意にしたい
- 助動詞が全然覚えられない
この記事を読めば、効率的に古文を進め得意科目にする方法が分かります。
今までフィーリングで解いていた古文の勉強法が分かり、不安をなくして進めることができるでしょう。
そうなるために、今回の記事をじっくり読み、普段の勉強に活かしていきましょう。
それでは、どうぞ!
高3の5月から開始
私は古文を高校3年生の5月から始めました。それまでは学校で定期テスト前に軽くやるくらいだったので、ほとんどゼロからのスタートです。
そこから最後は早稲田に受かりました。塾には通わず独学でそこまで伸ばしました。
正しいやり方でやればこれくらい誰でもできます。私は天才じゃないですし、勉強も古文も大嫌いでした。
嫌いでしたが英語の勉強法を応用した所、ぐんぐん伸びていきました。
そんな私が今回の投稿で古文を独学で伸ばす方法を特別に教えちゃうので、ぜひ盗んで真似していってください!
古文の独学勉強法
勉強法の全体像
先ほど軽く言いましたが、古文は英語と大体同じ勉強法でいけます。言語なので。
英語の勉強法をおさらいすると、それは単語&文法→解釈→長文ですよね。
古文も同じです。
単語を単語帳で学び、文法を講義系などで学んだり、暗記して問題集を解きます。
古文でいう解釈は品詞分解と文章の読み方だと思います。
品詞分解は、学校でよくやることですが、あれはかなり重要です。「に」の識別とかやりますよね。これをしないと現代語の感覚でフィーリングで読むことになってしまいます。
品詞分解をしないと意味が大きく変わってくるので、誤読して内容が掴めなくなってしまいます。
次に文章の読み方というのは、古文独特のルールがあるのでそれを学びます。例えば、特有のルールで主語が省略されていたりするので、それを見抜けるようにします。
それをしないと、何がどうしたのかわからなくなってしまいます。
解釈をやって、文章の意味を正しく理解できるようになったら、あとは長文を解きまくって文章自体に慣れていきましょう。
より多くの文章を解きながら、より多くの単語や文法、読み方などに触れていくことで、初見の長文がどんどん読みやすくなります。
参考書ルート
単語の参考書
・古文単語315
・古文単語フォーミュラ600
早稲田であれば2冊目があるといいですが、MARCHレベルであれば1冊目までで十分だと思います。
『315』じゃなくても、『351』でも、『マドンナ古文単語』でもなんでもいいと思います。ビジュアル的に自分に合うものがオススメです。
私は『いろはにほへと』の後に『ゴロゴ』をやりました。
単語の勉強法
基本的には、英単語と同じ勉強法で進めていけます。1秒1単語という勉強法をメインでやっていきましょう。
これは最初から1回で暗記しようとせずに、数十回反復していくことで暗記する方法です。
赤シートで意味を隠しながら、1単語につき1秒で進めます。私なら最初は、全単語を20分程度で1周し、それを1日3回程度やります。覚えてきたら1周程度でいいでしょう。
クラスメイトの名前も初日に全員分覚えようと努力してないと思うので大丈夫です。徐々に覚えていきますよ。
文法の参考書
・八澤の古典文法
最近は八澤先生の参考書を推してます。講義と暗記の表と問題がまとまっているのでこれ一冊で事足りて楽だからです。
文法の勉強法
文法の勉強法のとりあえずのゴールは、活用や接続、意味などを覚えていくことです。
八澤の使い方として、まず1周目は全部読みます。読みながらよく分からなかった所や暗記したい場所にチェックをつけていきましょう。
2周目からはチェックをつけた場所と、「要点整理」「一問一答」のみを読んでいき10周ほどするといいでしょう。
また、並行で活用と接続の暗唱もしていきたいですね。私は歌とかのリズムで覚えるのが好きです。最近のおすすめはこれです。
こういったもので他の品詞も覚えていくといいでしょう。
ある程度覚えたなと思ったら次に行きます。進みながらも文法の教材を見返したりしてどんどん理解を深めていきましょう。
解釈の参考書
・古文上達45
・岡本梨奈の1冊読むだけ読み方&解き方
古文上達で文法を復習しながら品詞分解をし、岡本先生の参考書で読解法を学びましょう。
解釈の勉強法
まずは古文上達の使い方から説明します。
これは先に講義を読み、文法の復習をした後、長文を実際に読み進めます。その時に読み込みにくかった文の文頭にチェックでもつけておきましょう。
解き終わって丸つけをしたら、読むのが怪しかった文章を品詞分解をしてみます。最初は文法書を見ながらでいいので、品詞や活用、意味まで明確にしましょう。
例えば「る」が助動詞だってわかったら、「る」の助動詞のページを見て、「これは未然形で、意味は可能だな」と当てはまるものを探します。
和訳や上と下の品詞や活用などを見て、パズルを埋めていくように考えていきましょう。
こうやって一つずつ思考していくことでどんどん初見の文章で意味がわかるようになってきます。品詞分解で分かることは、直接問題で問われることも多いので得点に直結しますよね。
一通り品詞分解をしたら次に行きましょう。次に行きながらも古文上達の文章は読み込んでいくのがおすすめです。読めば読むほど初見の文章でも読みやすくなります。
次は岡本先生の読み方ですね。
これも、まずは読み方だけでいいので全部読みましょう。これもまた覚えたいところやあまり理解していないところに線を引いておくといいでしょう。
その後、ルールだけを拾い読みしてそれを覚えていくことも重要です。ですが、どういうことかを理解していない時は講義も読むべきです。
あとは実際にルールを使ってみることが重要です。古文上達の文章や、今後解いていく長文で実際にルールを使っていくことが一番重要です。
何周か読み、同じやり方で解き方も進めましょう。
ここでも、読みにくいところがあればちゃんと品詞分解をする癖をつけましょう。
長文の参考書
・岡本ポラリス1
・岡本ポラリス2
・有名私大古文演習(MARCHレベル)
・首都圏難関私大古文演習(早稲田レベル)
少し多めに設定しています。長文はレベルがあっていればなんでもいいですが、ルート的に、岡本先生の読み方解き方を復習できるポラリスを選んでいます。
長文の勉強法
これも、基本的に英語長文と同じ勉強法で進めましょう。
おさらいすると、まずは長文を解きますが、分からなかった単語や文にチェックをつけていきます。
丸つけまで済んだら単語の意味を調べ、読めなかった文を品詞分解しましょう。その後解説を読み、さらに文章も理解していきます。
英語長文も同じですが、この後が重要になってきます。それは読み込みです。
一度解いただけだと忘れてしまうので、何度も読み込んで、長文で出てくる単語や文法、読み方などが定着させていきましょう。
読み込みをしながら、岡本先生の読み方などを意識しなおすことも重要です。読めなかった文を自力で品詞分解をすることもかなり大事です。
これらをより多くの長文で積み重ねていくことで、古文の力がメキメキついていきます。