【英文解釈】解釈の参考書を最大限活用するための50回音読法
解釈の必要性
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こんにちは、独学で早稲田に逆転合格したライムです。
「長文がすらすら読めない」と悩んでいませんか?
それは正しい解釈の勉強法を知らないからかもしれません。
今回の記事は実際に逆転合格した私がやっていた勉強法をまとめました。
- svocを一瞬で見抜けない
- 長文を読むのに時間がかかる
- 解釈の勉強法が分からない
- 英語が苦手で不安…
この記事を読めば、svocを一瞬で見抜けるようになり、長文がすらすら読めるようになります。
速読力が上がり、正答率も上昇してくるでしょう。
そうなるために、今回の記事をじっくり読み、普段の勉強に活かしていきましょう。
それでは、どうぞ!
高3の4月に偏差値61
私は高2の2月に英語の偏差値が41しかありませんでした。しかし、解釈までやったことで東進のセンター模試で偏差値61になりました。
これは高2の2月にセンターを解いた時は、勘で合ってた問題を入れても84点でした。それがほとんど倍になったのは正しい勉強法で毎日12時間勉強をしたからです。
伸びる本質を理解し、それをこなせば誰でも共通くらい解けるようになります。教え子である塾生も沢山結果を出してきました。
解釈の勉強法は特に自信があるので要チェックです!
解釈について
なぜ解釈をやるべきか
今では解釈という勉強法が浸透してきましたが、私の時は今ほどやっている人がいませんでした。
そして、解釈をやらなくても東大・早慶に受かったという人もたまにいますよね。確かにやらなくても受かる人はいます。
しかしそれは圧倒的に効率が悪いです。基礎英文解釈の技術100という解釈の参考書があるんですが、ここには100個の構文が書いてあります。
解釈をやらない人は、途方もない数の長文を解いて、それらに出会い、一つずつ潰していかないといけません。
それらの構文が理解できないと長文の意味が理解できないので、受かりたいならどこかでやる必要があります。
それなら先にまとめて1冊で学んだ方が早いですよね。しかも、長文に入ってからわからない構文が減るので、挫折が減ります。
分からないものやできないことが多いと辛いですよね。いきなり全国レベルの部活に参加させられたら泣きたくなると思います。
だからといって、中学生と練習していても上手くなりません。
こういうことから、簡単な長文を読み進めて解釈のレベルを徐々に上げていくより、長文に入る前に解釈を高度なレベルまで持っていき、ある程度難しいレベルの長文に挑戦する方が効率的だと言えます。
解釈をやる前に
といっても、基礎がない状態で解釈に入っても理解ができないので、まずは文法を固めましょう。
私はいつも塾生に、「ネクステなどの問題集で文法語法が全問正解になったら解釈に入っていいよ」と言っています。
文法がわからないと解釈の言ってる意味がわからないので時間がかかります。なので先に文法を固めてください。
焦って参考書ルートを飛ばして並行でやると、効率がかなり落ちてしまいます。
解釈の実際の勉強法
参考書ルート
まずは解釈に入るまでの他の参考書についてですが、
単語はターゲット1900レベルの単語帳で1000語くらいまでは覚えてるとサクサク進みます。
文法は大岩→総合英語→ネクステなどで進め、ネクステ系の問題集で文法語法を全問正解にしていきましょう。
それぞれの勉強法は過去にまとめました。
解釈に入ってからは、前までは入門70→基礎100→英文読解問題精選というルートを推していました。もちろん、これでも普通にやることやれば受かります。
ただ、最近は解釈ポラリス1→解釈ポラリス2→問題精選というルートを推しています。これらは好みで構いません。大事なのは勉強法です。
英文熟考を使いたいなら上下→問題精選で、
英文問題精講を使いたいなら、入門英文→基礎英文→問題精選でいいでしょう。
しかし、肘井は音読ができないのであまり好きではありません。
ただ、参考書は自分に合う合わないもあるので、レベル感だけちゃんと調べて、あとは自分に合うものを選ぶのがベストだと思います。
共通模試になってからは、長文の参考書に入らないと偏差値60になるのは難しくなりました。
解釈の参考書の使い方
1周目の勉強法の流れとしては、
1,左上の文章に、自力でsvocを振ってみる。単語が分からなければ調べる。
2,解説を読み、理解に徹する。間違っていた所や分からなかった所は深く理解する。解説の「先行詞」などの専門用語がわからなければ、総合英語やネクステを振り返るか、ネットで調べる。
3,理解したら通しで一回読んで次に行く。
1周目でこれをやり、2周目も同様にやります。ただ、2周目は合ってたところの解説は飛ばしても構いません。
ただ、ここでの注意点は沢山あります。
1つ目は、参考書1冊だけで理解をしようとしないことです。一つの参考書に全ての説明が書かれていないので、分からない部分はどうしても出てきます。なので、ネットなどで調べながらやりましょう。
2つ目は、1周で完璧にしないことですね。後半のページの内容を理解しないと分からないものも出てきます。勉強は何周かするうちに理解を深めていくのが効果的ですよ。
3つ目は、すぐに答えを見ずに考えることです。解説を見る前に、自分で他の教材を使いながら思考してみるのも効果的ですね。思考力は思考を重ねることでのみ育っていきます。
4つ目は、暗記ではなく理解をすることです。暗記と理解は違います。なぜそういう形になるのかを腑に落ちるまで完璧に理解するようにしてください。例えば、句や節の違いや各品詞の役割や使い方などは確実に明確にしたいですね。さらにaとthaの違いやコンマの用法など気になることは全て調べましょう。副詞句や節がどこを修飾しているかもまた、明らかにしておきましょう。
5つ目は、自分でルールを加えていくことです。私は参考書の区別だけでは物足りなかったので、自分でルールを作りました。例えば、副詞句や節は<>で括って、名詞句や節は{}、形容詞句や節は()にしました。あとは群動詞は他動詞としてみるなど。
あくまで誰かが勝手に決めたルールに過ぎないので、自分で分かりやすいようにルールを決めていくのも重要だと思います。
6つ目は、意訳はしなくていいことです。最初は意訳なんてできないので、直訳でいいと思います。解釈ではsvocをルール通り振れるようにするのが重要です。和訳は対策したいなら後からするといいですよ。
50回音読法
これはかなり辛くなりますが、その分ちゃんとやれば力がつきますよ。私は7時間ぶっ通しで音読して頭をぶっ壊していました(笑)
この音読は3周目にやるといいでしょう。3周目に実際に1回文章を読んで、svocや意味がすんなり分かったら50回音読を開始します。
まだ理解が微妙だなと思ったら4周目に音読をしてもいいでしょう。
音読のやり方は、
最初の10回はsvocごとに切る。sの塊を読んだら一拍置いて次のvの塊を読むように。
次の20回はさっきは間に空白を置きながら読んだ部分を、つなげて高速で読む。ここでは和訳を対して意識しない。
最後の20回は和訳だけを意識して高速で読む。
ここでも注意点が沢山あります。
まず1つ目は、最初の30回はsvocのみを意識することです。あえて和訳は意識しません。最初から両方意識するのは難しいので、別々で練習をしましょう。
2つ目は、従属節の中のsvocまで意識することです。o’など、ダッシュをつけて考えるといいでしょう。
3つ目は、自分がsvocや意味を認識できる中で最速を目指しましょう。それらを理解できないほど高速で読んでも、効果はほとんどありません。思考しながら読み込み、svocなどのの思考の癖をつけることに意味があります。
4つ目は、意味は直訳で文頭から意識していくことです。意訳や後ろから読み返すのはやらなくていいです。この音読は長文を速読できるようにすることが目的なので、この最速で理解できるやり方を癖づけましょう。
5つ目は、50回連続で読むことです。最初に10回svocの塊ごとに切りながら読むことで、次の高速で20回svocを意識しながらの音読に繋がります。
そして、30回svocを意識した後に意味を意識した音読をやることで、svocは無意識下で認識できるようになっています。
結果的に、最後の20回は意味だけを意識しながらも、svocも認識しながら読んでいます。
最初の10回のsvocを切りながらという部分が分からなければ、このYouTubeの動画を見るといいでしょう。
これは珍しく7000回ほど再生されている動画です(笑)
最後に
まとめ
いかがでしょうか。ここまで徹底した勉強法は珍しいと思います。他の受験生でここまで考える受験生はいないでしょう。
なので私は1年で偏差値36から独学で逆転できました。他の人がこだわらないポイントまで、徹底的に考え尽くして、人より努力したので、周りより3倍ほど早く伸びていきました。
もちろん、同じやり方をすれば当然伸びます。塾生もそれで早慶マーチに逆転していきました。塾生以外にも、偏差値が伸びたとの報告を山ほどもらいましたよ。それはインスタのハイライトの「伸びた報告」という部分にあります。
他の人が行っていない部分まで徹底的にこだわり、伸びるために最善のことをやっていくだけで簡単に抜かせます。周りはやっていないので。
なので、情報収集は欠かさず行っていきましょう。東京で知らない駅に行く時はアプリの言う通りに進みますよね。受験も合格点というゴールに向かいたいなら、ナビを信じた方が早く到達できます。