【音読のやり方】英語音読の効果とは?4つのメリットや勉強法を塾講師が解説!
【音読のやり方】英語音読の効果とは?4つのメリットや勉強法を塾講師が解説!
英語長文の前に
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こんにちは、独学で早稲田に逆転合格したライムです。
「音読って本当に効果があるの?」と思っていませんか?
結論から言うと、かなりあります。
私の年はまだセンター試験でしたが、毎日音読していたおかげで、80分中40分で9割5分を取れるようになりました。
- 音読の必要性を知りたい
- 速読力を上げたい
- 長文を得意科目にしたい
- 逆転合格した人のコツを知りたい
この記事のやり方を実践すれば、英語長文を速読できるようになり、得意科目になってくると思います。
いつも制限時間ギリギリになってしまうと言う人は見る価値があるでしょう。
高得点を取りたい人は、今回の記事をじっくり読み、普段の勉強に活かしていきましょう。
それでは、どうぞ!
まずは単語文法解釈
これらがないと長文をやっても効果が薄いので、先にそっちもこなしましょう。参考書ルートと英語の勉強法の本質を先に学ぶことはとても重要です。
基礎がないと、それだけ長文でつまずくので、先に基礎を学んで長文でのつまずきポイントを減らしてきましょう。
基礎をやっていても長文では山ほどつまずきます。無かったらもっとつまずくので時間がある人は基礎をやれるだけやるといいでしょう。参考書ルート通りやれば十分です。
英語長文は多読が必要
音読はちゃんと効果がある
「音読って本当に効果ないんじゃない?」って思う方もいますよね。
結論から言うと、効果はかなりあります。センター当日で、80分中40分間で解き終わって先に寝てたのは読み込みを毎日していたからです。
実は私は音読ではなく、いつも黙読をしていました。家で勉強することがほとんどなかったので黙読をしていましたが、音読の方が効果はあります。
音読をすれば、情報が目だけでなく、耳からも入ってくるので、インプット量が増えますよね。
今回はそんな音読の効果や、やり方、タイミング、どの文章を毎日どれくらい読むべきかなどを具体的に紹介していきます。
音読の効果4選
①語彙力アップ
長文は知らない語彙の数が少なければ少ないほど読みやすくなりますよね。
「さっきの資料の修正、ASAPでお願い」と言われても、ASAPが分からなければ通じません。同様に長文では語彙力があればあるほどいいですよね。
普段からより多くの文章を音読していれば、より多くの単語や熟語、表現に出会うことができます。
私は早稲田合格までに、合計400〜500題ほどは長文を読みました。その中で読めなかった単語を毎回拾ってターゲットに書き込んで暗記したので、受験1ヶ月前くらいになると知らない単語がかなり減りました。
「単語帳で覚えてるよ!」って言う人もいますが、単語帳で覚えてても長文で出てきたら意味がわからなかったり、単語帳に載ってない意味が出てきたりします。
なので、より多くの文章を解いて読み込んで、知らない単語や覚えてない単語を減らしましょう。
そうすると、初見の文章でも速読ができるようになってきます。
②構文解釈力アップ
構文解釈力とは簡単に言うと、svocを見抜く力のことです。これがあれば一瞬でsvocが見抜けるので、長文の意味が分かりますよね。これも速読につながります。
これはsvocを見抜く回数が多ければ多いほど、構文解釈力は、ついてきます。なのでより多い数の長文を読みながらsvocを考えれば、初見の長文でも見抜けるようになると言うことです。
要は、音読は速読につながると言うことですが、ここではなぜ速読につながるのかについて理屈を丁寧に説明しますよ。
私は、400題解いてsvocを丁寧に明確にし精読し、毎日読み込んでいたので、初見の長文でも見たことある構文がほとんどでした。
③テーマ力アップ
テーマとは、例えばSDGsや電気自動車、イスラエルパレスチナ問題など、長文で書かれる背景のことです。あらかじめそのテーマに精通していれば、文章が格段に読みやすくなります。
例えば、漫画のワンピースの最新話を読むとして、あらかじめ今までの話を読んでこなかったら内容がよく分かりませんよね。
このことから分かる通り、すでによく知ってるテーマを増やしておけば初見の長文でもすんなり理解できます。
私は早稲田の政治経済の本番で宇宙ゴミがテーマの英語長文が出てきたのですが、新聞の社説でそのテーマの文章を読んでいたのでスラスラ読めました。
これもまた速読へとつながりますよね。
④速読力アップ
上記のことから分かる通り、音読しまくれば語彙力や構文解釈力、テーマ力が上がって速読力が上がります。
また、英語長文って1日でもサボると速読力が衰えちゃうんですよ。
実際に、私は1ヶ月くらい英語を放置したらセンター英語が160点から80点になったので本当に気をつけてください。
その後、毎日欠かさず読み進めて、秋からは毎日10000語ほど長文を読んでいたらセンター本番では80分中40分で解き終わっていました。早稲田の本番も焦らずに普通に解いても5分ほど余るペースで読むことができました。
音読の効果は計り知れませんよね。
具体的な音読法
まずは長文を解く
私が練習の段階で長文を解くときは、解きながら読めなかった文や単語にチェックを入れていました。これは時終わった後の確認を早く終わらせるためです。
解き終わって復習する際は、そのチェックを入れたところだけに絞ります。読めなかった単語は電子辞書で調べ、読めなかった文はsvocを自分でゆっくり考えて、答えと照らし合わせます。
svocや和訳を全文確認すると時間がかなりかかりますよね。読めた文に時間を使うより、新たな長文に時間を使う方が効果は高いと思ったので、このやり方で進めていました。
読めない文と単語がなくなったら、音読をしていきます。
音読中に意識すること
まず、意識することはsvocと意味です。これらは確実に意識してください。さらに、どこが主節でどこが従属節か、どこを修飾しているか、カンマは何の役割をしてるか、このセミコロンは何かなど、解釈で習ったことは全てフルに意識しつつ読みましょう。
こういう細かいことを意識しながら、1回通読します。このタイミングでは、演習中に読めた文も読みます。その文でも、文法などの細かい点が分からなかったら解説や他の教材、ネットを使いながら明確にしましょう。
1回読みながらまた分からない部分がなければ、次は高速で読んでいきます。スピードは自分の理解できる中での最速を目指しましょう。理解できないスピードで読んでも意味はないので。その自分の速読力を上げるために毎日読み込みをします。
普段読んでる、自分が理解できる最速のスピードで本番も読んでいくことがとても重要です。過去問演習は時間がなくて焦ってしまい、それ以上のスピードを出してしまう人が多いですが、それでは点があまり伸びていきません。自分の中の最速を音読で上げていきましょう。
発音はリスニングが無ければあまり気にしなくてもいいです。
音読の回数
解き終わって読めなかった所の文法やsvoc、意味などを確認した後は、3〜5回くらい通しで読むといいでしょう。それらを意識しながら理解できる中で最速を目指しながら読みます。徐々にスピードが上がるはずです。
その後、それとは別のタイミングで、長文の復習として合計20回ほど読めるとかなりいいと思います。
毎日の読み込む数
私は秋以降、毎日2代以上は長文を解いていたので、上で説明したことは2題分やっていました。
長文に入ったら必ず毎日1題以上解くことは目標にするといいと思います。解く数は、合格点などから逆算して決めましょう。
それとは別で毎日長文の復習で読み込みをしています。秋以降は毎日5000語から10000語は過去に解いた長文を読み込みました。
10000語の定義は、1000語の長文があれば、それを10題読んで10000語としています。1000語の長文を2回読んで2000語としてもいいと思います。
「じゃあ何回読むかはどう決めたらいいのか」という質問が生まれると思います。これは、理解度に合わせるといいですよ。
私は毎日読んでたし、復習も沢山していたので1回読めばほとんど全てを理解できました。なので2回読んでも効果は薄いので、大体1回ずつだけ読んでいましたね。
先ほど言った合計20回ほど読むのは、このタイミングです。私は毎日、最近読んでない文章がどれか考え、それらを30〜60分ほど読み込んでいました。
合計400題ほど解いて、これをやっていたので、センターが半分の時間で終わるほど速読力がついたのだ思います。
ですが、何となく読めた文章のsvocや意味を確認していたら、400題も長文を解けないのでここまでいきませんよね。
さらに、自分の読める中で最速を目指さずに、雑に速く読んでいたらダメでしたね。
ただ、解く時に無駄を省いて、正しいやり方で毎日30〜60分読み込みするだけで大きく結果が変わります。
高3の9月は早稲田の過去問を解いても、時間をオーバーして2,3割しか取れませんでした。ですが正しいやり方で解いて読み込みをした結果、1月には過去問で5〜10分余らせて8割取れるまで成長しました。
これが勉強法の凄さです。他にも工夫したことは山ほどありますが。
私はこういった工夫を全ての勉強で考え尽くしていたので、1年で早稲田に受かりました。工夫していたことは無限にあるので、塾生には細かく毎日教え続けて、過去の自分の勉強法のように進めるように指導しています。
英語を英語のまま理解する方法
これはよく聞くと思います。実際にこれはどういうことかというと、長文で出てくるそれぞれの単語を日本語におきかえずに、英英辞典に書いてある通りの意味で理解すると言うことです。
実は、英語圏で使われているニュアンスと、単語帳に書いてある日本語のニュアンスが少し異なることもあります。
そのニュアンスのズレを防ぐために、「英語を英語のまま理解しろ」と言うアドバイスがよくされます。
これは、単語の意味側分からない時になるべく英英辞典を使ってみることが効果的ですよ。長文を読む時は、日本語に戻さずにそこに書いてある意味のまま脳内で映像化すると、徐々にできるようになってきます。音読の時に練習しましょう。
Q&A
あります。ただし自分の理解できるスピードよりCDの方が早ければ効果は薄いと思います。
受験だけを考えると、喋ることはほとんどありませんよね。ですが正しい発音を知ってるとリスニングの点数が伸びるので、リスニングがある人は発音もちゃんとやるといいでしょう。
効果は低くなりますが、大丈夫です。私は黙読しかほとんどしていませんでした。
参考書ルートをこなし、今やってる中で一番レベルの高いものを積極的に読み込むといいと思います。日東駒専レベルの文章を読み続けても、早慶レベルの構文や語彙、抽象度の長文は出てこないので対応できません。